AQL表に基づく抜取検査のやり方|中国検品会社V-Trust
AQLに基づく抜取検査
AQL表に基づく抜取検査のやり方
AQLとは抜取検査時に使用する基準で、世界中の品質管理で利用されています。
AQLは以下2つの事を示してくれます。
1. 大量生産した内の中から何個抜き取って検査するのが妥当なのか(適切な抜取数)
2. 抜き取った中から何個までの不良品の発見を許容するのか(合格許容数)
これは、発注数に対する不良品の上限と考えることができます。
適切な抜取数をどうやって決定する?|AQLによる抜取検査
例えば3,500個のコップを生産したとします。
まずはこのロットの検品への抜取数を下表Aから調べていきます。LvⅡの検査を行う場合(Ⅰ~Ⅲとは検品の厳しさを表す。通常はLvⅡの真ん中レベルの検品を行う)、3201~10000の行とⅡの列が交差する部分が該当で、コードは 「L」となります。
AQL表A:抜取数のコード
AQL表の最初の部分には、通常検査レベルと特別検査レベルがあります。検査に使用する主なサンプルサイズは通常検査レベルで、特定の製品の検査は特別検査レベルを使用します。
AQL表Aによる抜取数の決定
AQL表B:抜取数と許容不良数
AQL表に、抜取数コードと許容可能な不良発見数が記載されています。
AQL表Bによる許容可能な不良発見数の決定
AQL自動計算シミュレーターでシミュレーションが可能です。
- 発注数を入力
- 検査レベルを選択
- 致命的欠陥、重欠陥、軽欠陥の許容値を選択
AQLレベルに関するご提案
区分 | 高価格帯の製品 | 低・中価値の製品 |
致命的欠陥 | 0 | 0 |
重欠陥 | AQL1.0/1.5 | AQL2.5 |
軽欠陥 | AQL2.5/4.0 | AQL4.0 |
AQL自動計算シミュレーター
数量: | 検査レベル: | 抜取数: |
数量: | 検査レベル: | 抜取数: |
致命的欠陥 | 重欠陥 | 軽欠陥 |
AQL許容値: | AQL許容値: | AQL許容値: |
AQL許容値: | AQL許容値: | AQL許容値: |
許容可能数: 0 | 許容可能数: 0 | 許容可能数: 0 |
許容不可能数: 0 | 許容不可能数: 0 | 許容不可能数: 0 |
AQLについてわからない点がある場合は一度cs.jp@v-trust.comまでお問い合わせください。日本人スタッフがご質問へ回答致します。
AQLテーブルの読み方の例については、ブログ記事をご参照ください。 AQLテーブルの読み方